2011年6月11日土曜日

星空探検中止

本日6月11日(土)の星空探検は雨のため中止とります。

2011年6月5日日曜日

第2回画像処理講座



5月28日(土)東葛星見隊とJAL(Joban Astro League)の供催にて「第2回天体写真画像処理講座」が我孫子市にて開催されました。この日は早くも梅雨入りとなり、星空が見られない鬱憤を晴らしたいと10人が集まりました。2年前同様の講座を開いた時もハイレベルな講義でしたが、今回も10人中6人が入選歴ありという豪華なメンバーが集まり、オリジナルの画像処理を披露して頂きました。
まず初めに星雲担当としてOnoさんが「デジカメのマスク処理」について、「M78とバーナードループ」の元画像と処理手順を配布し、主にPhotoShopでの処理について解説がありました。フラットの撮影については、パソコンモニターを使い、撮影状況ににあった画像得るのに大変工夫されている様子を詳しく説明して頂きました。さらにマスク処理をすると鮮やかにバーナードループが浮き上がり、周辺の星々も輝くように変化する様を解説しました。
続いて銀河担当のKitazumeさんが「LRGB合成」について、M51を題材にステライメージを使った処理について解説がありました。こちらもフラットには工夫を凝らしていて、使用する冷却CCDの特性を考え、多めの露出をかけて良い画像を得るようにしているとの解説がありました。LRGB合成の内L画像の処理ついて説明があり、ステライメージによるマスク処理と、フィルター機能を使って、銀河の渦が見事にくっきりと表現され、いかにL画像が大切かを解説してもらいました。
3人目は惑星担当のNaitouさんです。最新版Registax Ver.6を使った処理方法を紹介して頂きました。これまでのVer.5から更に機能がアップしたフリーソフトを使い、1200枚から映像の良い800枚程度を選出、これをスタッキングすると木星の縞模様や驚くことに第3衛星のガニメデの模様まではっきりとわかるようになりました。
さらに惑星では第一人者のYoneyamaさんが「Flea3」という最新機材の高感度カメラを紹介し、その優位性を皆さんで実感して締めくくりとなりました。
夕方からはお決まりの懇親会へと移り、それぞれの思いを語り合い天文談義で遅くまで花が咲きました。
(Sakai)